楽天SHOWTIMEでの「乃木坂浪漫」配信を記念した朗読&トークショーの第2回目が、2015年11月14日(土)に開催されました。
2012年に放送されたテレビ番組「乃木坂浪漫」は、乃木坂46メンバーが日本の文学史に残る名作小説の印象的な名場面を朗読するというもの。小説の世界観をメンバーの美しいイメージ映像で表現するなど、当時のメンバーたちにとっても自身の表現力を磨く貴重な場となっていました。
9月に開催されたイベントに続いて第2回目の開催となった今回は、生駒里奈、伊藤万理華、井上小百合、齋藤飛鳥、斉藤優里、永島聖羅、橋本奈々未、星野みなみ、松村沙友理の9名が参加し、前回同様、開演時間になると参加メンバーが1人ずつ朗読をしながら客席を歩いてステージに登壇。
生駒は新美南吉作「ごん狐」、万理華は夢野久作作「ドグラ・マグラ」、井上は葛西善蔵作「湖畔手記」、飛鳥は中島敦作「山月記」、優里は梶井基次郎作「城のある町にて」、永島は芥川龍之介作「手巾」、橋本は坂口安吾作「堕落論」、星野は夏目漱石作「坊っちゃん」、松村は織田作之助作「夫婦善哉」を朗読しながら登場しました。
メンバーがステージに上がると、司会を務めた早出明弘さんも登場。優里は会場で流れる乃木坂浪漫の映像を観て「みんな顔が幼くてかわいかった」と当時を懐かしみ、永島は番組が放送された2年前と比べ自身が成長したところを聞かれ「原稿がちょっとずつ読めるようになってきました(笑)。文章を読むのが本当に苦手で......」とこの番組を経てラジオなどで原稿が少しずつ読めるようになってきたことについて感謝の気持ちを述べました。
その後、メンバーはそれぞれ自分で用意した「秋に朗読したい一冊」から好きな部分を朗読。生駒はサスペンスホラー漫画の「火葬場のない町に鐘が鳴る時」、万理華は小林健二作の「みづいろ」、井上は特撮オタクが主人公の漫画「トクサツガガガ」、飛鳥は貫井徳郎作の「乱反射」、優里は星新一作の「ちぐはぐな部品」、猫が好きという永島は「人生はニャンとかなる」、橋本は高校時代に読んでとても記憶に残ったという村上春樹作の「ノルウェイの森」、星野はトルーマン・カポーティ作の「ティファニーで朝食を」、松村は住野よる作の「君の膵臓をたべたい」を読みました。
続いてはトークアプリ「755」でファンの皆さんから募集した朗読リクエストのコーナーへ。万理華、井上、飛鳥、優里・永島の5人が朝井リョウ作「武道館」を、生駒、橋本、星野の3人は大ヒットマンガ「NARUTO -ナルト-」を朗読しました。最後に松村が前回のイベントでの生田絵梨花と同様に「美味しい唐揚げの作り方」を読み上げ、「からあげ姉妹」は2人ともこのイベントで唐揚げのレシピを朗読して観客の皆さんの食欲をそそる結果となりました。
さらに今回朗読した本にメンバーがそれぞれのサインを入れて会場の皆さんに抽選でプレゼントするというコーナーも行われ、会場は大いに盛り上がりました。
そして、参加メンバー全員で湯本香樹、酒井駒子作の絵本「くまとやまねこ」を朗読。最後は、乃木坂46の曲「何度目の青空か」の歌詞を朗読いたしました。
すべてのコーナーを終え、イベントの感想を聞かれると松村は「ナレーションをするときはマイクに向かってですけど、今回のように、今日ここに来てくださっている皆さんに向かって(朗読する)というのは初めてだったのですごい緊張しました。このメンバーで和気あいあいと出来て良かったなと思います!」、永島は「みんなの紹介してくれた本も読みたいなと思いましたし、会場の雰囲気がすごいあったかかったのでやりやすかったです!ありがとうございました!」、飛鳥は「私、普段自分の読んでいる本を『今これ読んでます』って言うのが得意じゃなくて......なんか自分の人となりを探られている気がしてちょっと嫌だったんですけど(笑)、でも今日はみんなのおすすめの本も聞けたし、もう秋は終わったけどみんなのおすすめの本を読んでほしいなと思いました」、生駒は「私たちも朗読をするというのはあまりない機会だったのですが、皆さんに聞いてもらって私たちもすごくいい経験が出来ましたし、『乃木坂浪漫』という素晴らしい作品をやっていたんだなということを思い出しながら、これからも作品を作るというところでもっと成長していきたいなと思いました!」と語り、イベントを締めくくりました。
生駒里奈
伊藤万理華
井上小百合
齋藤飛鳥
斉藤優里
永島聖羅
橋本奈々未
星野みなみ
松村沙友理
トーク中にありましたとおり、暦の上では読書の秋はもう終わりましたが、久々に読書を楽しんでいます。
また次回イベントを楽しみにしております。